- サイズ:胴径24×全長48mm
- 入手:和田峠
大学生の頃,サークルの巡検で採取した柘榴石(ガーネット)を,洗って瓶にまとめたもの。
もっと沢山あったけれど,結晶面が綺麗に現れているものは人にあげてしまって,残っているのはこれだけだ。社会人になったあと,結晶面が一番気に入った石をペンダントに仕立て愛用してきた。今でもよく使う。
ガーネットは1月の誕生石として有名な宝石だが,変成岩に普通に含まれる鉱物だ。
見つかりやすく生成時の条件がよく研究されているため,変成岩の研究に大きく貢献している。
和田峠のガーネットは霧ヶ峰の火山活動による流紋岩が起源。
ビーナスライン脇の川へ下りて,川底の砂をさらって砂の中から探し出した。
一応「巡検」と称して行ったのだが,変成岩の研究のためではなく,単に楽しみのため…だったな。
ガーネットは一般式 X(3)Y(2)SiO4(3) で表され,ほぼY=Al。Xに入る2価の陽イオンが色々異なる。宝石と呼ばれる成分と純度と大きさを持つのはほんの一握りだ。私のペンダントはとても宝石と呼ばれる石ではないのだが,思い出が宝石だから別にいいのだ。
和田峠のガーネットは X=Mn(満礬柘榴石/まんばんざくろいし)か X=Fe(鉄礬柘榴石)らしい。
うちの子はどっちかな。
参考:
・和田峠の柘榴石(ガーネット)
・誕生石の鉱物科学 ― 1 月 ガーネット ―
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