ピュアニーモ用ヘッド(フレッシュ)ホワイト:アイペイントドール
pureneemo head fresh, painted eyes doll
pureneemo head fresh, painted eyes doll
星野富弘さんの訃報を目にし,
長い間,背表紙だけで小さく自己主張していたこの本を本棚から取り出した。
1985年の春に読んで,もう40年近く。
今,もう一度丁寧に読んでみようと思った。
40年前の感想など覚えていない。
目の前の花への愛情が溢れ出して形になったような詩集だと思った。
自分で動かせるのは頭だけという星野さんの観察眼は,花々の小さな変化を見逃さない。
その背後にある生命の美しさや悲哀,花にも人間にも共通する自然の営みを見つけ出す。
そして,手足を使えないから,口に咥えた筆から文字と絵を紡ぎ出すのだ。
ゆっくり流れる時間と,自分を生かしてくれている世界への感謝と優しさ。
絶望も希望へ変わるのだということを,生きて示してくれた方だった。
今度はもっと短い間隔でこの本を開こうと思う。
私は毎日大急ぎで植物たちに水やりをし剪定し,点検してまわる。
ベランダの植物たちとの対話をもっと大切にしようとも思った。
忙しさは勲章ではない。
忙しい時間の中での対話は,密度が小さすぎて留まる力を持てない気がした。
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