2025年11月6日木曜日

江戸東京たてもの園にて

10月上旬,西日本では夏の暑さが続いていたが,
東京では秋の気配が漂い始め,外を歩くことも楽しめるようになった。
ぱらつく小雨も猛暑が続く日々のあとは恵みでしかない。

タイムスリップしたような江戸東京たてもの園の通り風景。
明治村を小規模にしたような感じだなと思った。
明治村,30年くらい行ってないけど!

背景は「たべもの処 蔵」「武居三省堂」「花市生花店」「丸二商店(荒物屋)」


瓶が並んだ風景に釣られて思わず熱心に眺めてた「小寺醤油店」。


「仕立屋」と「子宝湯」の間の柳の木が立派で美しかった。


子供の頃は,古い物を見るとちょっと怖かった。
祖母の家で見かけるそれらの物が使われていたのはせいぜい数十年前だ。
子供から見れば30年昔なんて江戸時代くらい遠く,
おそらくそんな時代には妖怪だの幽霊だのがいたに違いない。
そんな時代に使われていた物は怖い!という気がしていた。

今の自分の年齢から見れば30年前はよく知った時代。
生まれる前の時代であっても既知の時代と連続して捉えられるようになったせいか,
明治や大正など知らない時代であっても妖怪や幽霊が闊歩した怖い時代とは思わないし,
そんな時代の古い物たちの延長に自分がいるのだと感じることもできる。

家も道具もこの列島で暮らした日本人の手によって累々と育てられてきたものだ。
どんな材料にも造りにも背景がある。
ところが今ではそんな家屋も道具も,こんな博物館的場所に行かないと見られない。
最近は日本中どこの街も似たような家や店ばかりで均一化されて特徴がないように思う。
でも外国人観光客がわんさとやってきて楽しんでいるし,
彼らは日本らしい家屋の特徴など見て楽しんでいるのだろうか。


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