2025年1月31日金曜日

ルピシア1月のお茶

ルピシア 今月のお茶
旅のある風景 〜出会った風景とお茶〜 1月の旅「群馬・高崎」

「だるまさんに感謝!」
5126 テ・オ・レ THE AU LAIT
「ミルクをたっぷり入れて楽しみたいときに最適な、濃厚なコクとまろやかな甘みが魅力の紅茶です。」
テ・オ・レはミルクティーにしないと申し訳ない気がして鍋で淹れる。
ストレートだとちょっと体調が悪い時などキツい気がするが,
そんなときでもミルクティーなら大丈夫だったりする。


「願いを込めて」
8033 抹茶入り煎茶「夢がたり」
「香り高くて甘く優しいコクがある、夢の日本茶を追求したバランスの良い抹茶入り煎茶。」
抹茶入りって緑茶を淹れるのが下手な私でも美味しく淹れられてありがたい。



高崎では1月1日と2日にだるま市を開催するらしい。
ネットの写真を見る限りなかなかの人出で賑わっている祭のようだ。
達磨だらけの風景はさぞかしお目出度いことであろう。

「高崎だるま」の名前は商標登録をされている知れ渡っている。
けれど達磨を作ってきたのは高崎市の中でも旧豊岡村だった地域らしく,
1955年に豊岡村が高崎市と合併するまでは,「豊岡だるま」と呼ばれていたそうだ。

達磨作りが始まったのは200年以上も前。
最初は農家の副業として始まったようだ。
高崎だるまは眉毛が鶴,鼻から口髭は亀という縁起のようお顔ということだ。
ウェブサイトに顔の説明があったが,私にはどこを亀と見たら良いのか分からなかった。

高崎だるまとは | 高崎だるま | 高崎だるま



達磨さんもドールだよね。色々な子を並べたら可愛いよね。

そして思い出した。秋田で達磨のガチャを見かけたのだった。
福島県白河市の白河だるま総本舗さんのガチャらしい。
1年半経っても思い出すくらいだから回してくればよかったかな。

2025年1月30日木曜日

鏡開き2025

097 ねんどろいど 雪ミク
097 Nendoroid Snow Miku


鏡開き写真を放出しないうちに1月が終わろうとしているではないか!


昔は大きな鏡餅を割るのが大変だった。
なのに最近の鏡開きは包装を解いて干支フィギュアを出すだけ。
そしてパックされているお餅をトースターで焼き,
レトルトのぜんざいに入れるだけ。

これを「鏡開き」などと言っては,ちょっと申し訳ない気さえしてしまう。


蛇さん2025年に福を招いてくださいませ!

2025年1月26日日曜日

道端のミニチュア花壇(2025-01)

1ヶ月前に撮ったばかりだったけれど,せっかく通りかかったので撮っておこう。
この花壇を見守っていられる日も,そのうち終わってしまうだろうから。

2025年1月10日。

1ヶ月前は赤く紅葉していた後ろの木の葉がほぼなくなっている。
流石に正月は冬枯れかと思うが,横の黄色い葉はまだ残っている。
12月に来た時,もっと全体像を撮っておけばよかったな。

後ろの木々と一緒に撮っておきたいミニチュアガーデンだと思う。


春の新緑が芽吹く頃にまた撮れるといいな。



道端のミニチュア花壇
道端のミニチュア花壇(2024-05)
道端のミニチュア花壇(2024-10)
道端のミニチュア花壇(2024-12)

2025年1月25日土曜日

関東のお伊勢さま

Fresh ruruko 1605


芝大神宮。
東京十社のひとつに数えられ,平安時代,一条天皇の御代から続く古い神社だ。
清少納言が仕えた中宮定子と紫式部が仕えた中宮彰子の夫だったのが一条天皇だから,
まさに平安中期,1000年の歴史を持つ神社ということになる。
天照大御神と豊受大神を祀り,関東のお伊勢さまと言われてきたそうだ。


その謂れを聞くとすごそうな神社だなと思うが,駅の地図に案内すら出ていない。
みんながこのあたりで行きたいのは浜離宮だけなのか?

道に迷いながらどうにか到着。
裏参道から行ったこともあり,ここが「神宮」?と思う質素で小さな参道だった。

表参道は確かに広々としていたが,でも短い。
鳥居と拝殿は立派で,狭いスペースに百度石その他色々あった。
御守りも豊富で充実。狛犬もとても立派だった。


一角の狛犬が個性的だ。

狛犬さんの足元には小さな白い狛犬さんがいた。


反対側の狛犬さん。どちらの子も口を開けているのね?

こちらも足元に小さな白い子。

表参道をのぞむ。



幾種類かの巳年らしい絵馬があった。

風水に基づいた招き猫は500円。
御守り類はだいたい600円だった。梟の御守りが気になった。

拝殿の向こうには東京タワー。
それはそれで東京と日本の歴史が混在していて良い気がした。

2025年1月24日金曜日

教養の共有

Fresh ruruko 1605

知らない場所へ一人で行って歩き回る。
今年も時間がとれそうな日に少しでも歩きに出てみようと思う。

まず行ってみたのは芝大神宮と旧芝離宮恩賜公園。
私の問題は並外れた方向音痴で,駅の出口を出てまずどちらへ進んだらいいか分からない。
出かける前に地図を拡大して詳細に確認しストリートビューで確認し,
更に駅で降りて駅の案内図や地図で確認してもダメなのだ。
地図上で「ここにいる」と分かっても,目の前の道が地図のどの道なのか,
どちらがどの方角なのか,自分はどちらへ進むべきなのか,
まーーーったくわからない。毎度絶望のあまり天を仰ぎたくなる。

故にGoogleマップを見ながらしばらく歩き,自分の通った軌跡を見ながら判断する。
ほぼ100%くらいの確率で,行きたい方向とは逆の方向へ進んでいる。
だったら「こっちだ」と思わない方向へ歩けば当たるかと言えば,それも間違う。

私にとって一人で歩けるスキルの開発は切実だ。
しかし,一向に改善される気配がない。
今回も何度も間違った方向に行き,無駄に時間と体力を消費した。
でもどうにか目的地に着くことはできた…。スマホが無い時代には無理だったかも。


旧芝離宮恩賜公園は,近くの浜離宮に比べるとこぢんまりとしている。
そのせいか,人が少なくのんびりしていて静かだった。


人の何倍もいたのが鴨とか雁の方々。
ホシハジロ,オオバン,カルガモ,ヒドリガモなどなどなど。
多くの種類の水鳥たちが一堂に会している!
入園したとたんに鳥の多さに感動し,くだらない鳥写真を撮りまくってしまった…。


小正月の日だったが,十月桜が咲いていた。


この庭園に限らず,大名庭園は中国故事に由来する造りが多い。
しかし,現代の日本人で,それを解せる教養を持つ人は少ないのではないだろうか。
私はさっぱりダメダメだ。
私がダメダメなだけで,皆様はもっと分かって庭園を楽しんでらっしゃるのかな?

漢詩や故事など,
平安時代から江戸時代までの文化人が共有してきた知識なのだ。
それを知らないということは共有された感動を味わえないということだ。
今,ほどほどに年を取ってようやくそれを残念と思えるようになった。
残りの人生のためにもその教養を身につけたいけれど,
現代社会は知るべき事が刻一刻と増殖するので時間が足りない。

2025年1月23日木曜日

ゴシップって楽しい?

Little DAL+ Pink Alice
リトルダル+ ピンクアリス


都営大江戸線の飯田橋駅。
このどこか未知の世界へ連れて行ってもらえそうな中二病的風景。
未来の宇宙空港に到着したみたいじゃない?!
降り立つ度に人並みが過ぎ去るのを待って撮りたくなってしまう。


駅の風景

「小石川テラス」のランチ。
凸版印刷の文化複合施設内にあるレストランでたまに利用する。
食事は美味しいし,ゆっくりできる。
ランチはメインディッシュも小鉢も選択でき,飲み物もバイキング形式。
この日はお魚が食べたかった。




そしてぜんぜん関係の無い話を,単に書きたいから書いておく。

ニュースなんかを聞いているとつくづく私は世の中に興味ないなと思う。
何となく何も知らないのは良く無さそうだからという理由で,
ほぼ義務として朝夕のラジオのニュースくらい聞くけれど,多くのニュースに聞く価値を見出さない。
政治や国際情勢などは知りたいと思うが,事件とか事故はほぼどうでも良い。
火事だの殺人だの事故だの悲惨な事件もしくは不倫だの性的虐待だの…。
現在進行形で凶悪犯人が逃げ回っているなどの場合を除き,全国の皆さんが知る必要はないと思う。
被害者の心を踏みにじるような興味本位のコメントなど嫌な気持ちになるだけ。

火事や事故だったら,原因が解明された後に予防のための報道して欲しいと思うが,それは聞かない。
肝心な原因については「調査中」と簡単に終わってそのままなのだ。価値がある情報はこちらでは。
そもそも当事者の私的関係に依存するゴシップ的な話は「ニュース」なのだろうか。
個人的事情を紐解いてメタ視点で一般化しなければ,多くの人に役立つ情報にはならないのでは。
ニュース番組は縁者の悲しみや苦しみをエンターテイメントにしているだけと感じる。
(ああ知っていますよ私は理屈っぽく面倒くさい人。)

昔は死刑の見物が娯楽だったように,本来人は他人の苦しみを見るのが大好きなのだろうか?
今は倫理的にそれが許されないから,ニュース仕立てで悲しみが娯楽化されてしまったのだろうか。
他人が何をしたか,どんな人なのか,結局のところ人が一番知りたいのはそういう情報なのだろうか。

それが人の間で生きていく人間という動物の求めることならば,
それに興味が薄すぎる私は人間としてどうよってことなのかもしれない。


そういえば,『枕草子』で清少納言が書いていた。
「噂話ほど楽しいことが他にあるかしら?
自分の欠点を棚に上げて他人の欠点をあげつらうのは楽しくって
とても心の中に仕舞い込んでなんていられないわ!」
(第二五六段 人の上、言ふを)
ここまで明快に自分の心をぶっちゃけられると爽快である。
しかも彼女は自分の欠点を棚に上げていることを,ちゃんと自覚しているのだ。
ニュース番組にムカつくのは「我こそ正義の権化」みたいに聞こえるからかも。

2025年1月22日水曜日

カンブリアモンスターミニモデル

カンブリアモンスターミニモデル バージェスシリーズ
Cambrian Creatures Mini Model -burgess series-

ハルキゲニアのフィギュアが欲しかった。
せっかくなので,カンブリアの海を代表する生物アノマロカリスも一緒に買ってみた。

他のラインナップはカナダスピス,オパビニア,オレノイデス,ピカイア,マルレラ,ウィワクシア。
どの子もめっちゃ面白いよね。できれば全種類欲しい!という欲が…。
しかし我慢我慢。そんなに沢山いても世話できないでしょ。

Favorite|カンブリアモンスターミニモデルセット|手のひらに広がる太古の世界


このシリーズの総合監修は徳川広和さんと大路樹生さん。

調べてみると,徳川さんは恐竜・古生物復元模型作家。
国内外の博物館のフィギュア原型製作等を手掛けておられる有名な方らしい。
大路さんは,古生物学が専門で名古屋市科学館の館長,名古屋大学博物館の特任教授。
カンブリア紀やエディアカラ紀方面の学術的なプロだ。

要するに,玩具とはいえ,プロが監修した本格的な古生物の模型と思って良いだろう。
それが玩具として簡単に入手できるって,何とありがたい時代だろうか。



フィギュアの台紙はディスプレイ用背景台紙になっており,裏には生物の説明が書かれている。
専門家が監修しているため,説明もきちんとしたものだ。


Anomalocaris アノマロカリス
三葉虫などを襲って食べる「古代の海の王者」と考えられており、捕食動物には欠かせないとされる高い視力を持っていた事も明らかにされている。同じアノマロカリス属の他の種では足の存在が認められるなど、その生態・姿については今もなお議論の尽きない生物である。

 名前の由来 奇妙なエビ
 分類 ラディオドンタ目/アノマロカリス科
 サイズ 全長約60cm
 学名(記載者) Anomalocaris canadensis (Whiteaves)


口がなかなかキモイ(褒め言葉)!




Hallucigenia ハルキゲニア
発見された当初は上下逆に復元されるほど正体不明の生物であったが、後に中国の澄江生物群から近縁種が発見され現在の姿で復元された。細長い胴体から7対の細い肢が伸び、上側に防御用の長い棘が突き出していた。近年の研究で一対の眼と歯のある口が確認され、かつて考えられていたような奇妙な生物ではないことがわかってきた。

 名前の由来 幻覚から生まれたもの
 分類 スクレロニコフォラ目/ハルキゲニア科
 サイズ 約3cm
 学名(記載者) Hallucigenia sparsa (Conway Morris)


フィギュアでは再現されていないが,後ろの7対の足の先には鉤爪がある。
底生性の動物で,鉤爪を使って固い表面の場所も登ることができ,
カイメン(ヴァウヒア)の体を登って捕食したり,腐肉をあさったりしていたようだ。

それにしても,ハルキゲニアが生息していたのはカンブリア紀中期。
ざっくり5億年前なのだ。
そんな太古の生物の目や歯まで確認できるって,現代の技術すごすぎる!
カンブリアの海を分かる限り正確に再現したアニメとか作られないかなぁ。


2025年1月21日火曜日

幻覚を生みし調和のお嬢さん

ニア・ハルモニア チャティー
Near Harmonia Chatty

自慢げなシャルロッテさん。
念願のペットを入手したのである。
ハルキゲニア!


「ハルモニア」は,英単語ハーモニーの語源になったギリシャ神話の調和の女神。
グッスマのハルモニアシリーズの由来は知らないけれど,普通に考えるとこれだろう。
「ハルキゲニア」はラテン語「hallucinari(幻覚を見る)」+ギリシャ語「〜genia(生じるもの)」。
全く異なる語源なのに,カタカナの日本語になった途端に似ている気がして連想の扉が開く。

これも何かの縁?ということで,
うちのシャルロッテさんはカンブリア爆発オタクのハルキゲニア使いということに…。
いや,だって何かマジ自慢そうだし,仲良しそうだし,
この子絶対ハルキゲニアを買ってもらって喜んでいるよね?


このフィギュアはカナダのバージェス動物群で見つかった「Hallucigenia sparsa」と思われる。
ということは,本来の体長は1〜5cm。フィギュアは8cmなので2倍スケール。
シャルロッテさんのペットとしては映える大きさで丁度良かったのかな。


カンブリア紀の生物ってこんなに面白いのに恐竜より人気ないよね。