自我を作った風景

ピュアニーモ用ヘッド（フレッシュ）ホワイト：アイペイントドール
pureneemo head fresh, painted eyes doll

10月末の帰省にて鞠花さん。

ここも，子供の頃からよく遊んだ場所。
水前寺公園と繋がっていて，阿蘇の山々からやってきた水が湧き出る公園だ。
自然が豊かで，水草も魚も海老も蛍もいて，冷たい湧き水が肌で感じられる。

子どもの頃のように水に入ったりしないし，ボートに乗ることもない。
でも緑いっぱいの水辺を歩くと生き返るような気がする。

そう，これが私の育った環境なんだよねと思う。
半世紀も前のことだから，もっともっと田舎で自然も豊かだったけれど，
自分の基本はこの緑一杯の自然豊かな風景に育まれたのだと。

今，羽田に降り立ち都会の風景を見て「帰ってきた」と思うし，東京は好き。
それでもこの風景を見てほっとして解き放たれる心があるのも確かだと思う。

都会で生まれ育った知人は，都会の風景の方が安心するのだそうだ。
こういう自然いっぱいの風景を見て，いいなと思っても落ち着かないと。
私には想像できなかった感性で，そういう人もいるんだなと新鮮に思った。

生まれ育った場所，幼い頃に慣れ親しんだ環境は，
自分で思っている以上に情操や感性の育成に大きな影響を与えているのかも。

この日は，鞠花さんにこの風景を見せたかったのだ。