CCSgirl 16AN ruruko Honey
10月半ば,荻窪駅前にて。
荻窪駅に降り立ったのは人生2回目。前回は半世紀以上前だった。
駅前の商店街の風景など断片的に覚えているが,幼児だったので曖昧な記憶だ。
ここに住んでいた伯母はもういないし,ここに住んでいた友人も引っ越して東京を去る。
何となく感慨深げな気分で駅前を歩き回った。
大田黒公園にて。
この日,荻窪の周辺には静かな見所が多いことを知った。
大田黒公園は杉並区が管理する公園で無料で入れる。
元は音楽評論家の大田黒元雄氏の邸宅だったそうで,立派な回遊式日本庭園だ。
私は園内を散歩しただけだったが,茶室や休憩所なども整備されていた。
角川庭園 幻戯山房 すぎなみ詩歌館にて。
角川書店の創設者で俳人の角川源義(げんよし)氏の邸宅を整備した庭園。
自由に散策できる庭園と,展示室や貸し室がある幻戯山房(げんきさんぼう)がある。
この日は貸し室でどこかの団体が宴会をしていた。
展示室では角川源義氏の机や本棚が展示され,経歴などが紹介されていた。
静かな場所で素敵だった。
このあと荻外荘(てきがいそう)公園にも行ってみたが,改修工事中で入れなかった。
荻外荘公園は内閣総理大臣を3度務めた近衞文麿の邸宅を整備した公園だ。
昭和12年(1937年)の第一次内閣期から昭和20年(1945年)12月の自決までを過ごした場所で,
この間に,この邸宅では昭和前期の政治の転換点となる会議が数多く行われたとのこと。
日本政治史上重要な場所として,国の史跡に指定されているそうだ。
いつか訪れる機会があるだろうか。
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