普通は温泉に入るのかもしれないが,温泉って面倒じゃない?
髪とか化粧のことを考えると,日帰りの出先でお風呂に入るとか寧ろイヤ。
私の興味は温泉に入ることより,圧倒的に温泉街を撮ることの方だ。
町の風景を楽しみながら海岸を目指した。
良い感じの坂道や,良い感じの配管や,良い感じの古い建物等々が目白押しだ。
何「近代店舗企画」って? 廃ビルかと思ったら普通に現役ビルだった。
歩いていると道端の所々から湯気が上がっている。
それを見て,私の頭の中では
圧縮されたフィリピン海プレートの割れ目を上る水の様子が映像化される。
海だ。
この像は安政の時代に起こった漁民一揆で,
漁民側について闘った網元の息子,釜鳴屋平七という人物のようだ。
このあたりはオブジェがあったり花壇があったり整備されている。
ムーンテラスと言うらしい。
ムーンテラスに隣接して広がる砂浜が熱海サンビーチ。
昨今は海水浴は下火と聞くけれど,ここは夏になるとパラソルの花が咲くのかしら?
砂浜では大人も子供も寛いでいて,
たまにパフォーマンスをやっている人や芸術品を公開している人がいたり,
砂で作った城や人魚があったり。
ただ散歩していても普通に楽しい。
サンビーチの端っこの方には有名な熱海の観光スポットがあるので当然寄ってみた。
「お宮の松」と「貫一お宮の像」だ。
『金色夜叉』を読んだことがないので特に感動もないし,普通に松。
そしてこちらが「貫一お宮の像」。
お宮さん,どうして足蹴にされているの?
尾崎紅葉さん,何一つ読んだことがない気がする。
これが『金色夜叉』の碑。
マンホールもあった。
相当に熱海の目玉らしい。
教養の無い自分にがっかりしたので青空文庫から『金色夜叉』をダウンロードした。
読んでも良さは分からない気がするけれど,この機会に読んでみようと思う。
全く知らないより少しでも知っている方が良い。
このあとさっさと駅へ向かい,
珈琲休憩をした後JRと小田急を乗り継いで夕食時には帰宅した。
新幹線とか使わなくても十分日帰りで楽しめたのだった。
Raili(ライリ)/moi lumi(モイ ルミ) Excute Raili / moi lumi

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