寿し忠さんからほど近い,川沿いの雰囲気の良い歩道に出た。
糸川遊歩道と言うらしい。川沿いの木は熱海桜。
桜の季節はさぞかし賑わっていることだろう。
遊歩道の脇の所々に謎のオブジェがある。
川縁から川面に垂れ下がった木が花をつけ,
桜の木の葉は赤く色づいていて,なかなかエモい風景である。
周辺の路面店では海産物が干されていたりして海辺の町っぽい。
道すがら,大湯間歇泉跡の吹き上がる湯気を眺め,
温泉地らしい名前の神社の横を通り過ぎる。
來宮神社を目指して坂道を上る。
良い風景だ。
1300年以上の歴史があるらしい來宮神社は,熱海に行くなら行くしかない神社だ。
さぞかし荘厳な雰囲気の神社かと思いきや,現代的エモさが激しく演出された神社だった!
SNS映えが意識され,あちこちにスマホを置いて写真を撮る場所がある。
何なのこのハート??
全体的に建物は新しく美しく,ほぼ神社のテーマパークという感じだ。
参拝者は若い人が多く,どこかのインフルエンサーに紹介されたばかりなの?と思ったが,
これらは神社側が意図的に行った「改革(ブランディング)」なのだそうだ。
社務所は観光地の土産物売り場だし,変わった御守りが色々ある。
この神社はかつて参拝客が減り経営難に陥って,
「神社に来ない若者や観光客に来てもらう」ことを目的に,
伝統的な神社の常識を覆すリニューアルを行い経営再建を図ったのだそうだ。
私のように静かで荘厳な神社を想像して訪れる参拝客は戸惑うものの,
若者や観光客で賑わう神社になることには大成功を納めて今に到るらしい。
結局今求められているのはSNS映えとかなのねー。
生き残るには時代の要求に逆らわないことは重要ってことかな。
この大銀杏はパワースポットとして有名らしい。
確かにマジ立派な木だったし,日本人ならこの木に神性を感じるのは当然な気がする。
驚きなのは,境内にカフェがあって來宮神社特製のメニューがあること。
カフェつき神社?!
疲れていたし,休憩所で甘味やお茶をいただけるのは確かに嬉しい。
「麦こがしソフト」とても美味しかった。
そして,容器に神社の名前が入っていることにビックリ!
記念に容器を持って帰りたかったけれど,
洗う場所はないし入れる袋もなかったので諦めた。
何はともあれ衝撃の神社だったけれど,機会があったらまた行ってもいいな。
Raili(ライリ)/moi lumi(モイ ルミ) Excute Raili / moi lumi

0 件のコメント:
コメントを投稿