SOUSAI SHOJO TEIEN Koyomi Takanashi【RYOBU HIGH SCHOOL WINTER CLOTHES】
子どもの頃,挫折してしまった本を実家から持ってきて読んだ。
アーサー王とか円卓の騎士とか,日本のサブカルでやたら登場する。
この有名な原作を知らないってダメなのでは…?と思ったのだった。
アーサー王には様々なバージョンや訳があって何を読んだらいいか分からないが,
幸いにして所持している本があるなら,それを読めば良いだろう。
読んだことがないと思っていたが,読んでみるとどこかで聞いたことがある話が多い。
幼稚園の紙芝居や子ども向け絵本などで聞いたのかも知れないし,
何かのモチーフになっていたりして内容に触れたことがあったのかもしれない。
さすが有名な伝説物語だ。
小学生の頃に何故挫折したのだろうと思って読み始めたのだったが,
のっけからピクト人とかサクソン人とか小学生は知らないであろう民族名が多出。
アンブロシウス・アウレリアヌスをはじめ,長すぎるカタカナの固有名詞が多出。
それも少しずつではなく,最初の1ページの中にこれでもかという程次々と出てくる。
ロンドンや北海は分かるにしても,コーンウォールとか言われても?
って感じだったのではないだろうか。今なら問題ない。大人って知識があるんだな。
中でも「ガウェイン卿と緑の騎士」の物語は,どこかで何度も聞いたと思う。
この本は1957年発行。文体も今読むと古めかしく感じる。
でもこういった古い物語を読むときは古めかしい文体の方が寄り添える気がする。
1957年と2022年の差なんて,
アーサー王物語が成立した中世から見れば,ほぼ同じ時代と言って良いほどの未来であろうに。
時代の変化の速度がどんどん速くなっていることも一因なのだろうか。


